嘘も悪も涙も、君も全部

ゆるーくアイドルオタクをしている人間のメモ書きです。

忍ミュ11弾はやばい。(感想を書き散らすだけ)

忍ミュ11弾のBlu-rayを購入した。

どうしてこのタイミングで買った?と、自分でもつっこみたいのですが、ふと思い立ったとしか言いようがありません。

 

もともと、私は忍たまはにわか中のにわかです。

ただ、「忍たま」は毎日録画していて、休みの日に一気見するという習慣があり、わたしの疲れ切った精神を優しく保ってくれる精神安定剤と化しています。
自分のハマっているジャンルとして名前を挙げることはあまりありませんが、すきな作品として身近でもあったりします。

そんな私の推しは六年生の中在家長次くんです。
たぶん、オタクに限らず幼少期に「おじゃる丸」や「忍たま」を見ていたよという人はたくさんいると思います。わたしもその一人。
流し見だったけど、「あ、このキャラすきだな」と当時から気になっていたのが中在家先輩でした。
登場回数はさほど多くもないかもしれませんが、一回出ただけでもとにかくインパクトがすごい。

「寡黙(モソモソ)」「顔がいかつい」「顔に傷がある」「笑うとちょっと不気味」

印象に残る個性派キャラだと思います。
まあ六年生(上級生)は全員個性派キャラなんですけどね。
学生になってから忍たまを見始めたときも、やっぱり推しは「中在家長次」、そして六ろが大好きになりました。

 

そして、肝心の忍ミュの方ですが、だいぶ前にニコ生の配信で4弾まで見たきり、しばらく離れていました。
しかし、去年たまたまサブスクで配信されている5弾と6弾を見て、「あ、やっぱり忍ミュめっちゃ面白いな?!」となった。

最近まともに見ていた2.5次元といえば、刀ステくらいなんですけど、ご存じの方にはわかると思いますが、刀ステはとにかく内容が重い。そして長い。
それが好きで見てはいるけど、作品を見るときはそれそうおうの覚悟を決めてみなければいけないと考えています。(なんたって末満さんだしね…)

 

そんな激重鬱展開が定石となってる刀ステに比べて、忍ミュはものすごくコミカルな舞台です。
忍たまらしいドタバタやギャグも盛りだくさん。
勿論公演ごとにテーマが決まっていて、シリアスなシーンもあるけど、しっかり最後はめでたしめでたし大団円。

といっても6弾までしか見てないので7~10弾は見れてないんですけどね…
6弾からすっ飛ばして11弾を見たので。ごめんなさい。ちゃんと見ます。

 

サブスクで忍ミュに触れた私は、またこの作品を見たいと思いたったものの、最新の公演は12段。ちょっと追いつくのがきつそう。

どうしよう…と思っていた時に、「11弾は六ろがメイン」という情報を目にしました。

 

六ろ?!あの六ろがメイン?!しかも座長は長次だと?!?!?!

 

正直長次が座長を務める世界線が来ているとは思っていなくて、嬉しさとともに「早く見たい~~!」という気持ちが高まり、アマゾンでBlu-rayを購入していました。


ざっくり本編感想

結論先に持ってきますが、11弾のストーリー個人的にとても大好きな内容でした。
「肝試し」がテーマということで、お祭り騒ぎが始まりそうな予感がありますが(実際肝試しは大騒ぎだったけど)、かなりシリアスがシーンが多かったと思います。

ごめんなさい、長次推し六ろ好きなので、長次メインで話します。

忍ミュってメインのキャラによって物語の進み方が変わっていくと感じています。
今回のメインは六ろ、そして長次を中心に話が進んでいく。

図書委員会の院長を務め、「沈黙の生き字引」なんて呼ばれるくらい文学に秀でている長次らしい、抒情的で物悲しくて切ない、しかしとても優しい温かいお話でした。

物語の始まりで琵琶法師が「平家物語」を諳んじているのも、風流な導入でしたよね。一気に引き込まれました。
そもそも平家物語という軍記を軸にして話が展開していくのも、文学に通じている長次が座長の舞台として最高です。

忍たまらしいドタバタと、ミュージカルだからこそできるシリアスの塩梅がとてもよかった。
私にとって忍ミュはドタバタありきで考えているので、シリアスに寄ってたらもっと重苦しい作品になっていただろうから、とても嬉しかったです。

六ろの話

もう何から語ればいいですか…?わかりません。
とにかく六ろが尊かった。

4弾での六ろ突然の回想シーンでも大爆発してたのに、こんな致死量超えた六ろを浴びて無事にいられるわけがない。

六年生って同室同士の関係性がそれぞれ異なると思ってて(あくまで個人的にですが)
い組は優秀ゆえにお互いに高め合っている感じがするし、は組が手を取り合って立ち向かっていってる感がある。
そしてろ組は、正反対故にお互いに補い合う関係性だと思っています。
もちろん助け合ってる関係性はどの組にも言えますが、ここまで見た目から正反対なのは結構珍しいんじゃないかなーと思うんです。

喜怒哀楽はっきりしていて表情豊か、声も身振り手振りも大きい小平太
顔の傷の影響もありますが、基本的に無表情で寡黙で声も小さい長次

身も心も正反対の二人はきっとこれまで衝突することもあっただろうから、長い年月をかけて、お互いの足りない部分を補い合う関係になっていったんだと思います。まあ全部妄想ですが。
そんな二人でも、まだわかりあえていないところもある

その一つとして今回「長次の心の弱さ」が描かれていました。
顔の傷は長次の大きな特徴ですが、そこはギャグアニメですからかなりコミカルに描かれているし、「笑顔が怖い」「実年齢より高く見られる」という要素の一つとして使われることが多いです。
長次自身が気にしている描写は挟まれても、「なぜ傷ができたのか」「長次はどうやって受け止めているのか」については、深く掘られることはありません。
まあ推しとしてはめちゃめちゃ気になるところです。
「激しい修行によってできた傷」という情報はあっても、それがいつできたのか、長次や周りはどんな反応だったのか、実際に長次はどう考えているのか…そういったところはもはや妄想の中で繰り広げるしかありません。

でも、今作では「顔の傷がいつできたのか」「顔の傷のことを長次自身はどう受け止めているのか」について掘り下げられています。


まず「顔の傷がいつできたのか」について。

4弾では「低学年の頃はいつもにこにこ笑っていた」「顔の傷は縄鏢の激しい練習によってついたもの」「傷は深く、笑うと血が噴き出す」「だからだんだん笑わなくなっていった」「中身はかわいくて優しい」と小平太が話しています。
そして、今回六ろ二人のシーンで、1年生のときの六ろも登場しました。
私の勝手な想像ですが、長次のちょっと遠慮しがちな、引っ込み思案な性格は生来の物だと思っています。
今ほどではないにしろ、決して積極的な性格ではなかったんじゃないかな、と勝手に想像しています。
それでも、苦無をうまく扱えない小平太を「下手だなあ」とからかったり、10歳らしい無邪気さは備わっている。
小平太の言うような優しい部分はずっと変わらず持っているんでしょうね。

長次から小平太のことを詳しく聞く機会はありませんが、正直語らずとも。。。って感じもします。
ベースは今の小平太と変わらないかもしれませんが、より無邪気で素直。
二人の回想シーンでは、「日も暮れたしもう帰ろ」と長次に声をかけていますが、長次がもっと練習したいというと一緒に練習し始めます。こういうところにも素直さが出てると感じます。
そして「細かいことは気にするな」
この時から口癖だったんだな…かわいい。

 

二人で仲良く練習していると、長次が縄鏢でけがをしてしまいます。
小平太はこの場面に居合わせていて、泣いている長次に「泣かないで。大丈夫」と語りかけています。
長次の傷は、ひとりで練習して受けた傷ではなく、小平太と一緒にいるときに受けたんだということがわかりました。
(勿論顔の傷はひとつではないので、ほかの傷はわかりませんが)
少なくとも1年生の時に負った右頬の傷が、六ろ2人で共有している傷なんだな、と受け止めました。

 

それにしても、10歳の時から痕が残ってしまうような傷を負ってたのか長次…
傷痕の形状からして縫うくらいの傷だったと思うので、かなり深くえぐってしまったのでは…想像するだけで胸が痛い。
小平太にとってもインパクトの強いできごとだったんだろうな…

 

「顔の傷のことを長次自身はどう受け止めているのか」

ここ、ほんと気になってたところでした。
長次って多くは語らないので、いつか彼の心情を知りたいってめっちゃ思ってた。

竹虎さんたちとつながりができてしまう要因となった「顔の傷」
しかし、その傷の受け止め方は、竹虎さんと長次でまったく違うものでした。

今作で彼が吐露した気持ちはとても痛々しくて胸が締め付けられる内容でした…
1年生で初めて傷ができたとき、長次本人は大いに戸惑ったと思います。
でも、その後思い悩むような深刻さはなかったんじゃないだろうか。
強くなるために練習する。でも練習するたびに傷は増える。
傷が増えたら痛みで笑えなくなっていき、周りの人に怖がられるようになってしまった。

水面を見て自分の顔に戸惑う長次…あまりにも切ない。
15歳の繊細な心情を細かく描いでいて、「強くありたい」の歌はボロボロ泣きながら聞いていた。
そうだよな…だってまだ15歳の少年ですもん。
でもそういった繊細な感性って、長次が読書家だからなのかな、とも思う。
人とは違う顔の傷にコンプレックスも生まれるだろうし、それに追い打ちをかけるように「強くなれない自分」に対する嫌悪感も増していったのではないでしょうか。

とはいえ、「強くなれない自分」はあくまで自己評価であって、周りがそのように評価しているかは別の話。
六年生や後輩たちの言葉から察するに、長次は決して「弱い」わけではないと思います。
納得できないのは自分自身なんですよね。きっと。
だから、それほどまでに長次が長い間思い悩んでいることを、周りが知らない。
だって長次は弱くないんですもん。周りからすれば。
でも、周りの共感を得られないことで長次はもっと追いつめられる。なんていうループ。つらい。

 

からの現在の六ろ

今作、だんだん憑りつかれていく長次は勿論痛々しいのですが、後半からの小平太も本当に痛々しかった。

最初のうちはそれほど絡みがないんですよね六ろ。
しかし、荒れ屋敷で一緒に行動しているときも、小平太はちょくちょく長次を機にかけてる。
荒れ屋敷の調査中、下にいる文次郎達に声をかけていた小平太が、長次の様子をみて「屋敷の裏手を見てくるのか?」(ニュアンス)って声をかけて一緒に走っていく。
この時長次は頷くだけで一言も発してないのですが、声を交わさずとも意思疎通ができてる。尊い

だんだんと長次の様子がおかしくなっていって、小平太がものすごく気にかけているのがわかる。

真言から竹虎さんたちから庇った長次が倒れ、皆が屋敷の調査を進める中、小平太と長次の姿はありません。
そして、調査から帰ってきた六年生に「最近長次の様子がおかしい」と同級生に相談する。

「夜中にふらふらといなくなって探しに行ったら荒れ屋敷にいてそれからずっとあの調子」

しんどくない?長次がいないことに気づいて探しに行くんですよ。
見つけてきても様子がおかしいからってきっとずっと見守ってたんですよ。

小平太の口癖である「細かいことは気にするな」は、時には暴君らしく無慈悲な台詞として使われるときもありますが、今作では彼の精一杯の励ましとして使われていました。
六ろのデュエットシーンは世界一美しい空間でした。
でも、小平太の「細かいことは気にするな」で、長次はより追い込まれて行ってしまったんだろうな…
弱い自分を受け入れられない長次は「気にしない」を実行できない。
見てるだけの私たちはつらいです。

気を失う長次を抱きとめる小平太めっちゃかっこよかった。ずいぶんと軽々と持ち上げられるもんだ…
犬猿の喧嘩を諫めるために留三郎をお姫様抱っこしてたし、木村さんの小平太はパワフルですね。

 

長次を和尚さんのところに連れていくってなったときに、「長次は俺たちが連れてくるからここにいろ」っているもんじ、めっちゃ優しい。
みんなが小平太を気遣ってるのよ・・・そんな中でも伊作に「長次は大丈夫だ!」っていう小平太。ハアアア…
そして「長次が部屋からいなくいなった」と聞いた瞬間に手ぶらで真っ先に駆けていく

小平太~~~!

「大丈夫だ」と言い聞かせてはいても心配だったんだろうな…

 

一番胸が痛かったのが、3人に付いていこうとする長次を引き留める場面です。

「長次を連れて行かないでください」と何度も何度も訴える小平太がもう…。

小平太以外の六年生は、「長次は大事な仲間なんだ」「あなたたちはもう亡くなっている」「無念の中で死んだ気持ちはわかる」と、竹虎さんを諭すような言葉を紡ぐ中、小平太はずっと「連れて行かないで」と訴え続けるんです。
もう胸が苦しい。「連れて行かないでくれ!」て叫ぶのは、竹虎を引き留める最初と最後の2回だけで、ずっと「連れて行かないでください」って敬語で言い続ける。
武士である竹虎さんへの経緯を示してるのもあるんだろうけど、必死に訴える切実さも伝わってきました。

 

長次の変わりようにも度肝を抜かれた。
六ろで話す場面は本当に不安そうで切ない声色なのに、憑りつかれた我を忘れた長次はマジの別人みたいな声なんです。
竹虎さんたちに引っ張られるようにドスの効いた声で歌う長次、正直めっちゃかっこよかった。

新井さん、歌がうますぎる。

「卑怯者めが!」の言い方めっちゃ好き。
土井先生と戦う長次よかったな…
技術では土井先生にはかなわない。でも真正面から闇雲に向かっていく姿が「普段の長次」とは違うんだな…と思い知らされる。

いきなり六ろ以外の話になるんですけど、このあたりの場面、私は伊作にハチャメチャに泣かされました。。
みんなが「長次!」と呼び掛けているところ、みんな本当に切実な声なのですが。伊作はすごく泣きそうな声色なんですよ…こっちな泣きそうになるくらい。
伊作のやさしさがにじみ出てるな~って思ってたんですけど、長次を助けに走り出すとき、伊作が縄鏢を持っていくんです。(小平太の苦無は仙蔵が持ってたね)
ずっと長次の縄鏢を握りしめながら戦うんですよ。
長次の大事にしていた縄鏢を持っている伊作はよりつらかったんじゃないかと勝手に想像しました。
戻ってこなかったら、この縄鏢を渡せなかったら…って。まあ全部妄想なんですけどね。

六年生それぞれの性格も現れていたな…
「もう長次は自分の意思で動いていないかもしれない」と言う仙蔵と文次郎。い組の焦りながらも冷静な様子。
「長次は大丈夫なんですか?!」と先生に聞く伊作は本当に心根が優しいね…幽霊のことも気にかけてたもんね。
冷静ではない伊作をいさめつつ、小平太にも気を配り、「あの化け物と勝負だ!」と飛び出していく留三郎。どこまでも食満留三郎。頼もしい。(幽霊見えてないのかもしれない)


4年生や先生方が3人と戦う中、六年生全員長次を追いかけている図もよかった。
みんな必死に「長次」って声をかけているんですよ。みんな長次を助けたいんです。
小平太以外の4人は武器で攻撃を受けるけど、決して相手を倒すような反撃はしない。
小平太は武器もとらず必死に長次に訴えかける。
切っ先を振りかぶられたときに、手を挙げることもなくまっすぐ長次を見つめる姿にむせび泣いた。

ここまで大暴れしていても、長次が返ってくると信じているんですよ小平太は。

 

4人が真言を唱え、苦しむ長次に向かって小平太が「泣かないで大丈夫」と語りかけます。
回想で1年生の小平太が歌っていた歌と同じ歌詞なんですよね。
優しく長次を包み込むような小平太の歌声で泣いた。

苦しみながらうずくまった長次の手がブルブル震えてたのも印象的だった。俳優さんの演技に震える。すごい。
うずくまった長次のそばにひざまずき、小平太の方に顔を向けた長次の頬に小平太が手をそっとかざします。
ここ、涙を拭っていたのか、傷をなぞっていたのかはわからなかった。

引きだったからアップで見たかった…!
でもうしろの竹虎さんたちもめっちゃ見たかったから、引きで全体を映してくれたことに大感謝(やっぱり現場で見るべきですね…)

後ろの竹虎さん、真言に苦しむ長次を見て身を乗り出す家来の2人を手で制してるんですよね…憑りついたけど、長次のことをすごく思ってくれていたんだと思います。

 

正気に戻った長次がまずつぶやく言葉が「小平太」なことに泣き、小平太がマスク越しでもわかるくらいの満面の笑みで力強く「長次」と答えるところでさらに泣いた。
伊作が長次に縄鏢を手渡すところでもう息も絶え絶えなのに、震えながら縄鏢を抱きしめる長次を見て嗚咽が抑えられなかった。
「我々は託された古の謎を解くため~」のところで力強く歌う長次と六年生の面々が本当に格好良かった、ぼろな気だった。

 

正気に戻った長次竹虎さんたちに真言を唱えるところ、最初は小平太が前に出てるんですが、目くばせしてお互いに頷いたあとに次は長次が前に出てるんですよね。

長次は「もう大丈夫だから、自分にやらせてくれ」って伝えたのかな、
小平太は長次の顔を見て「今の長次なら大丈夫」って安心したのかな。

 

はあ~~見せつけられた。これぞ六ろ。
最後の「山がきれいだな」でお互いに顔を見合う六ろで安堵のあまりまた泣いた。よかったねほんとに…!

 

しかしあれだけドタバタ劇を繰り広げたのに最後は「今日もいろいろあったけど~♪」で済ますの笑った。さすがだぜ忍たまだぜ。

ミュ長次の話

話脱線しまくってて申し訳ないのですが、6弾まで見た印象として、長次ってメインのキャストではあるけど、そこまで目立つキャラではなかったと思います。
もともと寡黙で冷静なキャラだからドタバタにもそれほど参加しないですしセリフも少ない。
言ってしまえば六年生の中でも目立たない位置のキャラだったと思うのです。

ちなみに11弾を見るまでの次点で私が一番惹かれていたのは鷲尾さんの演じる長次でした。
理由は「縄鏢の扱い方がめっちゃかっこいいから」
長めの縄を振り回すのでダイナミックだけどスピード感を出すのは難しいと思います。
鷲尾さんは本当にこの扱いが上手でした。
ダイナミックさも保ちつつ、様々な動きを取り入れてスピード感も出してる。
個人的に大好きなのが縄の先についてる苦無を足で蹴り、縄鏢の動きが一定にならないようにしてたところ(多分5弾で見れる)
ガタイがよくて、声が心地よい低音なのも長次っぽくてとても好き。

そして11弾で新井さん演じる長次に出会いました。

新井さん自身は10弾から演じていらっしゃるのですが、わたしにとっては11弾がはじめまして。
今回はどんな長次なんだろう?と、ドキドキワクワクしなが見ました。


新井さんの長次、とてつもなくよかった…!

ストーリーの影響もありますが、すごく儚い雰囲気を醸し出している長次だなって感じました。
コロナの影響で演者全員がマスクをしているので、顔はほぼ目のあたりしか見えません。
だからこそ、「どこか不安げな長次」という印象が強いのかもしれません。
メイクなしの新井さんをメイキングやTwitterなどの写真で見ると、めちゃくちゃ柔和で優しそうな顔をしています。
長次のパブリックな印象とのギャップがすごくて、そういった点でも驚きました。


そんでもって新井くん、歌がうますぎる…!(2回目)
座長ということで必然的に歌う場面が多くなるのですが、ソロでもユニゾンでも安定感がすごい。
もともとがとても耳馴染みのいい声をしていると思うのですが、歌うとさらに伸びやかになるので歌のうまさが際立ちます。

長次自体が寡黙であまり多くを語らないキャラクターなので、主役であっても舞台上での台詞は圧倒的に少ないです。
その分、歌で心情を吐露しているんだと思うのですが、そこを考えると、ソロも安心して任せられる新井君の歌唱力があってこその舞台だったんじゃないかなと思いました。

局地的な感想にあんりますが、長次のソロ「あの人のように」の、「水面に映る自分の顔に戸惑い感じてた」の声の伸びに鳥肌が立ちました。
そのあとの「強くありたい」の突き抜けるような歌声も本当に素敵。
長次のまっすぐな気持ちが伝わってくる歌でした。大好き。

からの、竹虎さんたち3人んと歌うところは、めちゃめちゃドス効いてて圧倒された。
武将の役者さんたちがとても凄みのある声をしているのですが、引けを取らない歌声でした。

いや~~~新井さん器用だな…すごい。

12段再演行きたいな…新井君演じる長次をな雨で生で拝みたい
11弾では縄鏢のアクションが見れなかったので、12段再演を楽しみにしたいと思います。


ざっくりキャラクターとキャスト感想

仙蔵役湯本健一さん

う、美しい…!
アニメの仙蔵は切れ長の美人、というイメージだったのですが、湯本さんの仙蔵はお目目が大きくてパーツ一つ一つが主張しているのに涼し気。不思議。
お顔だけでなく、立ち姿や所作もしなやかで美しい。さしが作法。
かと思ったらカテコやメイキングでの湯本さんはだいぶはっちゃけた面白い人だった。
舞台裏に六年が集まってるときとか一番ぴょんぴょん落ち着きが無かったり、興奮しすぎて舌が回ってなかったり。
かわいいもできるってスゴ
11弾の仙蔵は六年生の中でも結構冷静に物事を見ているポジションだったと思う(おばけにビビってたけど)

文次郎役渡辺和貴さん

お久しぶりです…!
サブスクで見るまで私の忍ミュは4弾で止まっていたので、「か、和貴さんだー!!!!」ってテンションが上がった。
今でも文次郎演じてくれているってすごいね…
文次郎の熱血な部分はしっかり出しつつ、おばけにビビりまくるコミカルでかわいい面も存分に出してくれた最高だった。かわいい。
でも四年生と調べものしてるところとか、やっぱりリーダーシップとってくれる。
仙蔵のところでもちょっと触れたけど、い組はやっぱしっかりまとめてくれる存在なんだね。
和貴さんはメイクをしても和貴さん!って感じのお顔ですね。もとが文次郎というわけか。

メイキングで初っ端から愛されキャラを発揮されていましたね。あとジュースおごりジャンケンのところとか。
でも最年長だもんな~なんかもうすごく頼りがいのある人なんだろうなって。かっこいい。

留三郎役鈴木祐大さん

六年生の中では唯一の新キャスト!
でも初見のわたしは全然違和感なく見ていました。
むしろ歌も上手だしセリフ回しもきれいだし、何よりかっこいい。

あと今回の留三郎、一番好きなお顔をしているかもしれない。
おばけに全くびびってないので、(会ってないからかもだけど)めっちゃイケメンだった。
特に小平太に「それっておばけだったんじゃないか?」のところ。(そこ)
ぷひょぷひょ~のところ、役者ご本人様がめっちゃ力いれてたんじゃないかってっ勝手に想像しています。

伊作役反橋宗一郎さん

調べてみたところだいぶ長いこと伊作を演じていらっしゃるんですね。
安定感がすごい。やさしさがにじみ出ている。
でも六年生キャストの中では年長者だからかどこか大人っぽいというか、謎の安心感がありました。

あ、あと伊作の時の声と、メイキングでしゃべっている時の声の違いにビビりました。声低い!
おばけとのバタバタ時の仙蔵とのやりとり笑いました。笑いに貪欲そう。
とても大好きな伊作だったので、過去作も遡りたいと思います。

今回は途中休演を挟んでなんとも歯痒いスタートだったんだと思う。特典映像のカムバック伊作ではボロボロ泣いた。
きっとキャストにも頼られてた人だと思うので、あのときのほかの六年生の雰囲気もよかったなあ…

小平太役木村優良さん

前項でだいぶ話したような気もしますが改めて。
いや~~~~~~~~かっこよかった…
背が高い。手足も長いしでかい。運動神経抜群。快活そうなお顔立ち。めっちゃ小平太。

比較的落ち着いてる印象がありました。話の展開もあるとは思うけど。
どの学年にも分け隔てなく接するところとか面倒見の良さがにじみ出てた。かっこいいなオイ。
喧嘩する犬猿を諫めたり、だんだん様子のおかしくなる長次をじっと見守っているところから伝わってくる聡明さ。
マスクで目元しかまともに見れないのに、視線だけで感情が伝わってくるのすごい。
長次が不安定なストーリーの中で、木村さん演じる小平太の安定感や安心感に救われました。
でも後半の長次を追いかける小平太は必至で痛々しくて…いや振り幅。
できることなら木村小平太をぜひリアルタイムで拝みたかったな…めっちゃかっこよかった。

勘右衛門役佐藤智広さん

唯一の5年生として出演した勘右衛門。
なんで勘右衛門だったんだ?!って初見は思った。
(5年生主人公の忍ミュを私は見てないので…)

めちゃめちゃかわいかった。今回の役どころとしては4年生お世話係という感じ。登場シーン爽やかだったな~(脚長)
歌がめちゃんこうまかった。
個人的には心願成就のときの「油断するな~侮るな~」のパートがとても好き。
4年生を鼓舞して指揮を執ってる感じ。頼もしいな。
でもおばけにはビビる。ビビりすぎて腰はぬかすし声でなくなっちゃう。
怖くても4年生のために頑張ってて最高だったよ、リーダー!

4年生

まとめちゃってすまない…
四年生は今回、怒ったりビビったりしょげたりテンション上がったりで情緒のふり幅がすごい。
個性のぶつかり合い感がよかった。やっぱりみんな歌が上手い。あとみんな顔が良すぎる。
特典映像で「ぼくらのハーモニー」の練習しているところを見て、「難しい曲なんだな、頑張って練習したんだな」って思ってじんわりきた。

タカ丸さんがタカ丸さん過ぎてびっくりしたんですが、タカ丸さん今回が初参戦なんですね?!
声帯浪川過ぎて。「困っちゃったよ~」とか「どっちでもいいんだ~」とかタカ丸さんすぎません?

四年生のアクションの見せ場がちょっとでもあってよかった!あーあれ全景で見たい。
忍ミュも全景を入れてくれんか…